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借金=悪ではない!稼ぐため・リスクヘッジのためにさいたまで借金のすすめ

    借金=悪と思いこんでいませんか?

    多くの方、特にサラリーマン生活の長い方は、なるべく借金はするべきではない、とか下手したら借金は悪であるという風に、借金に対して良いイメージではもっていないのではないでしょうか。

    しかし、単に借金と言っても、ギャンブルや生活費の補填のためにサラ金やカードローンを利用するケースもあれば、事業を経営していくのに必要な運転資金や設備資金を借金にて調達するケースもあるでしょう。

    今回は、個人が「消費するため」の借金ではなく、事業者が「稼ぐため」そして「リスクヘッジのため」の借金について、その効果についてご説明させていただきます。

     

    稼ぐことを目的とした借金のすすめ

    運転資金を増やすことによってどのくらい利益が出るのかシミュレーションしてみます。


    元手500万円で仕入から売上まで6回転/年できる商売

    売上 3,750万円
    原価 3,000万円
    粗利    750万円
    経費    500万円(うち人件費300万円)
    利益  250万円

    もしこの商売で500万円の追加融資を受けられた場合にはどうなるか。
    まず仕入500万円×6回転=3,000万円追加計上となります。
    さらに、売価は仕入の1.25倍なので、売上は3,000万円×1.25=3,750万円です。
    元手と同額の借入ができたら、売上は2倍になります。

    では、売上が2倍になったら経費は2倍になるでしょうか?
    2倍になりそうだと思いますが、決してそんなことはないんです。
    営業マンを増やせば、営業にかかる人件費は増えますが、少なくとも社長や管理部の人件費は2倍になるわけではありません。

    また、事務所の広さだって人数が2倍になるわけではないので、家賃も2倍にはならないでしょう。
    仮に、経費は1.5倍と考えてみます。
    また、借金にかかる利率は現在1%~2%の範囲で借りられるので、最高でも2%と考えてみますと、利息は年間10万円です。


    資金調達して1,000万円で仕入から売上まで6回転/年できる商売だと

    売上 7,500万円
    原価 6,000万円
    粗利 1,500万円
    経費    750万円(うち人件費450万円)
    利息   10万円
    利益  740万円

    売上は2倍ですが、利益としては250万円→740万円のほぼ3倍になりました。
    このように、資金調達した方がより多く稼ぐことができるようになります。
    これをレバレッジ効果(てこの原理)と呼びます。
    健全に利益が出る商売であれば、2%の利息以上の稼ぎを得ることは普通なので、積極的に投資をするべきです。

     

    リスクヘッジとしての借金のすすめ

    先ほどの話は利益が出る前提の話ですが、逆にうまくいかなかった場合についてです。

    創業して間もない頃は中々売上も思った通り上がらず資金的に苦しい展開になるのが一般的です。

    そうなったときに、もう少し踏ん張りたいと思って借入をしようと金融機関に行ったら、苦しい展開となっている業績を報告しなければなりません。

    赤字続きの事業者に銀行は貸してくれるでしょうか?貸してくれないのが一般的です。

    つまり、創業する前や、創業して間もない時にある程度借りておいて預金を厚くしておくことが財務的には健全な発想なのです。

    赤字続きでは潰れてしまうじゃないかと思っているでしょうが、預金さえあれば会社は潰れることはないのです。

    借金があるから会社が潰れるのではなく、お金がなくなったら会社が潰れてしまうのです。

    また、中小企業はちょっとした景気の波や事業者を取り巻く環境が少しでも変わってしまうと大きく影響を受けます。

    そんなリスクを回避するためにも、預金を厚くしておくことは、非常に重要なことなのです。

     

    借金=悪と思いこんでる人は考え方を改めるべき

    借金することは悪いことだ。借金は怖いから自己資金だけで営業しよう。
    そう考えている方は考え方を見直すべきです。

    借金は更に稼ごうとする局面にも、または売上が減少する局面どちらにとっても有効な手段です。

    そういった意味でも、創業融資という制度を有効活用しましょう。

    しっかりと事業を行おうとしている方であれば、専門家にお任せいただければ創業融資は借りられる制度になります。

    悪い局面になったら金融機関は貸してくれません。

    借りられる内に借りておく、ということをしっかり頭に入れておいて融資専門家を有効活用してください。

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